菌士郎・牛乳テスト(KGT-100)

ATP法を応用した、生乳牛乳中の一般生菌数の迅速測定システムです。

原理

ATP(アデノシン三リン酸)とは全ての生細胞中に存在する生体エネルギーで、その量は細胞によってほぼ一定しています。ATPは蛍の酵素を主とするルシフェリン・ルシフェラーゼ試薬と反応すると発光(ルシフェリン・ルシフェラーゼ反応)しまう。
その発光量はATPの量に比例しますので、測定した発光量から迅速に生菌数の測定を行うことができます。

ルシフェリン・ルシフェラーゼ反応

ATP法は、高感度・迅速性・簡便性・通常の培養法では検出できない低温・高温菌をも検出できるなど様々な特長を持っており、微生物検査への応用研究がなされてきました。
しかし、生乳・牛乳の分野においては、それらの成分として含まれる蛋白・脂肪などの反応阻害物や体細胞由来のバックグランFATPなどが障害となり、ATP法の実用化は困難でした。
菌士郎・牛乳テストは、これらの阻害成分と菌体を分離・除去する前処理試薬(特許出願中)の開発に成功し、生乳・牛乳の分野でのATP法による迅速な生菌数の測定を可能にしました。

特長

  1. 1. 高感度
    10の3乗cells/ml以上の高い検出感度を持っています。
  2. 2. 短時間
    1サンプル約40分で測定が可能です。(うち30分は試薬の反応時間です。)
    18サンプルを処理した場合は約60分で測定が可能です 。
  3. 3. 簡単操作
    培養法のような熟練操作を必要としません 。
  4. 4. 全ての菌を検出
    通常の培養法では検出の難しい低温・高温菌などを含めた生菌数の測定が可能です。
  5. 5. コンパクト
    机1個分のわずかなスペースで検査が実施できます。

測定方法

  1. (1) 生乳もしくは牛乳1mlに試薬A0.5mlを添加します。
  2. (2) 12,000×gで5分間の遠心分離を行い、上清を吸引除去します。
  3. (3) 残ったペレット(菌体)に試薬B0.1mlを添加し、ペレット(菌体)と試薬Bを良く撹拌したのち全量を測定用のチューブに移します。
  4. (4) 試薬B添加後は、室温にて30分間放置して下さい。
  5. (5) ATP発光量の測定を行います。
    (ATP抽出試薬の添加→ATPの抽出→ATP発光試薬の添加→ATP発光量の測定)

※試薬のインジェクション機能が付いているルミノメーターであれば、ATP抽出試薬添加以降の操作を自動的に実施することができます。

公定法との比較

ATP法と公定法との比較

システム

1. 器材:300万円
・ルミノメーター ATP発光量の測定に使用します。
・卓上型遠心分離器 サンプルの前処理に使用します。
・アスピレーター サンプルの前処理に使用します。
・パソコン データの処理・管理に便利です。

(・はシステムの価格に含まれておりません。)

1. 試薬(キット):¥30,000 (100テスト)
・試薬A サンプルの中の菌体と蛋白や脂肪などの反応阻害物を分離します。
・試薬B 分離した菌体に残るバックグラウンドATPなどを処理します。
・ATP抽出試薬 菌体からATPを抽出します 。
・ATP発光試薬 抽出したATPを発光させます。
・ATP標準試薬 ATP発光試薬の活性などの測定に使用します。
・発光試薬溶解液 ATP発光試薬の溶解に使用します。

使用方法

  • ●本製品を検査用途以外には使用しないでください。
  • ●本製品使用後の廃棄は、滅菌後に焼却するか、または専門の廃棄物処理業者に委託して行ってください。
  • ●本製品に使用する他の試薬・器具・機械は、使用前に必ず各々の使用説明書等をよく読み、その指示に従って調整・準備を行ってください。
  • ●本製品に使用する他の試薬・器具は必ず滅菌してきださい。
  • ●・サンプルの測定前には、必ずコントロールサンプルを測定して試薬の活性を確認してください。
  • ●材質によっては、試薬の付着により腐食・変色する場合がありますので、試薬が付着した器具・機械は蒸留水でよく洗浄してください。
  • ●法で定められた公定法とは異なりますので、本製品による測定結果はサンプル検査のための目安としてお使いください。
  • ●外国の法則によって規制の内容が異なりますので、本製品をそのまま海外へ送られる場合は事前に当社にご  相談ください。

安全にお使いいただく為に

  • ●ご使用前に必ず製品安全データーシート(MSDS)をよく読んでください。
  • ●本製品を火気に近づけないでください。
  • ●本製品をあやまって飲み込んだ場合には、応急処置として水を飲ませ、直ちに医師の診断を受けてください。
  • ●手袋、保護用メガネ等を着用し、試薬類が目に入ったり、皮膚に付着した場合は、応急処置として水でよく洗い流し直ちに医師の診断を受けてください。
  • ●使用期限と保存条件を必ず守ってください。
  • ●その他取扱説明書を読んで、ご不明な点がございましたら、必ず担当営業もしくは下記緊急連絡先までご連絡ください。
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