菌士郎ATP 発光キットLL100-1

ホタルの発光原理を応用してATPを測定するシステムです。

ATP とは

ATPとはAdenosine triphosphate(アデノシン三リン酸)の略称で、分子量507.2の高エネルギー物質として知られています。そして、生物の種々の代謝活動に関与しています。リボースにエステル結合しているリン酸の数によってAMP(Adenosine monophosphate:一リン酸)、ADP(Adenosine diphosphate:二リン酸)、ATPと変化します。
生物は食物から吸収した物質を代謝経路を介してATP等の化合物を合成し、エネルギーを一時ATPという形で体内に貯蔵し、必要に応じてATPを分解し、エネルギーを得ます。 ATPの持つPは陽性に荷電し、互いが静電的反発をもち、分子内で不安定な状態を維持しています。このため、リン酸が比較的少ないエネルギーで加水分解され、より安定なADPになり、この時獲られるエネルギーは約8kcal/molになります。このエネルギーをその代謝活動に活用しています。
本キットは、このエネルギーを利用してATPを定量するシステムです。

原理

ATPを迅速、高感度に測定する方法としてルシフェリン・ルシフェラーゼ反応があります。これはホタルの発光を利用した測定方法であり、ATP量に依存する反応です。ルシフェリンとATPが反応し、アデニル酸ルシフェリンとなり、このアデニル酸ルシフェリンと酸素がルシフェラーゼという酵素の存在下で酸化的脱炭酸反応により分解され、この反応の過程において得られるエネルギーの一部が発光という反応として現れます。この発光を定量することでATPの定量を行います。

図1 ホタルルシフェラーゼ発光反応

用途

1. ATP の定量 ATPを定量の目的した測定。簡便かつ高感度に検出できます。
2. 酵素活性測定 ATPaseなどの酵素活性を迅速かつ簡便、高感度に測定する事ができます。
3. 微生物の定量 生きている微生物の検出が可能です。未知、既知どちらの微生物も迅速に検出可能です。
特に既知の細胞であれば高感度かつ正確に定量できます。
4. 細胞の定量 生きている細胞の定量ができます。未知の細胞に関しても検出は可能ですが、微生物と同様に既知の細胞であれば高感度かつ正確に定量できます。
5. 食品衛生管理 微生物の検出(10の3乗以上)、清浄度合の検査などにおいて幅広い用途があります。
HACCP への活用などにも最適な検出系です。
ATPスタンダードカーブ
迅速、簡便、低コスト、高感度

製品構成

「LL100-1・ATP 発光キット」

Code No.308-05991
●希望納入価格\20,000

  1. 1. ATP 発光試薬(ルシフェリン・ルシフェラーゼ発光試薬)
  2. ・ 凍結乾燥品・・・・・・1 本(100 テスト用)
  3. 2. 発光試薬溶解液・・・・1 本(12ml)
  4. 3. ATP 標準試薬・・・・・1 本
  5. 4. 取扱説明書

「LL100-2・ATP 抽出キット」

●希望納入価格\10,000

  1. 1. ATP 抽出剤 D・・・・・1 本(100テスト用)
  2. 2. 取扱説明書

「ATP 除去試薬」

●希望納入価格\7,000

  1. 1. ATP 抽出剤 D・・・・・1 本(100テスト用)
  2. 2. 取扱説明書
必要機材(キットに含まれない)

使用方法

「試薬の調整」

ATP 発光試薬(凍結乾燥品)に溶解用緩衝液を全量加える。

「測定方法」

  1. 1. 測定サンプル100μlをキュベットに採取する。
  2. 2. ATP 発光試薬100μlをキュベットに加える。
  3. 3. キュベットをルミノメーターにセットし発光量を測定する。
  4. 4. 発光量を予め作成した検量線に照らし合わせてATP 量を確認する。

使用上の注意

安全にお使いいただくために
  • ●ご使用前に必ず製品安全データーシート(MSDS)をよく読んでください。
  • ●本製品を研究用途以外には絶対使用しないでください。
  • ●本製品の廃棄は、滅菌後に焼却廃棄するか、また専門の廃棄物処理業者に委託して行ってください。
  • ●本製品を火気に近づけないでください。
  • ●本製品に使用する他の試薬・器具・機械は、使用前に必ず各々の使用説明書をよく読み、その指示に従って調整・準備を行ってください。
  • ●サンプルの測定前には、必ずコントロールサンプルを測定して試薬の活性を確認してください。
  • ●材質によっては、試薬の付着により腐食・変色する場合がありますので、試薬が付着した器具・機械は蒸留水でよく洗浄してください。
  • ●法で定められた公定法とは異なりますので、本製品による測定結果はサンプル検査のための目安としてお使いください。
  • ●外国の法規によって既成の内容が異なりますので、本製品をそのまま海外へ送られる場合は事前に当社にご相談ください。
  • ●試薬類を誤って飲み込んだ場合は、応急処置として水を飲ませただちに医師の診断を受けてください。
  • ●手袋、保護用メガネ等により適切な身体保護を施し、試薬類の身体への接触を避けてください。 万一、試薬類が目に入ったり、皮膚付着した場合は、応急処置として水で洗い流し直ちに医師の診断を受けてください。
  • ●使用期限と保存条件を必ず守ってください。
使用上の注意
  • ●製品の廃棄は、滅菌後に焼却するか、また専門の廃棄物業者に委託して行ってください。
  • ●サンプルの測定前には、必ずコントロールサンプルを測定して試薬の活性を確認してください。
  • ●法で定められた公定法とは異なりますので、本製品による測定結果はサンプル検査のための目安としてお使いください。
  • ●外国の法則によって既成の内容が異なりますので、本製品をそのまま海外へ送られる場合は事前に当社にご相談ください。
新着情報
製品紹介
ATP関連試薬紹介
会社概要・お問合せ

▲ このページのトップへ